2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アルファとその根拠

アルファは集団の秩序を無視する。つまり、その集団の秩序のもとになっている権力を行使するための根拠となる力が効かない。 例えば 暴力という力によって秩序づけられた不良集団に対して、喧嘩最強の男はアルファになれる。貴族社会に対してそれ以上の権力…

会話レベルと抽象

言葉は意味世界を指示する作用を持つ。ニクラス・ルーマンのシステム論のシステムは閉じているという主張から意味世界も閉じていると推測する。 レベルマイナス:自分の意味世界を指示する言葉しかつかえない レベル0:会話の文脈から一つの意味世界を限定…

弱さと抽象

弱さを特定の抽象化された世界の推論作業を進められない理由をその世界外の理由に帰着することと定義する。厳密にはその特定の世界とその人の心理システムの2つ以外に帰着することだ。 例えば、頑張れない理由を心の傷に帰着したりすることだ。ようは、そこ…

自己責任

最低限の文系能力(知識習得能力)と理系能力(推論能力)を持てばあとは基本的(よほど酷くない場合 議論の余地あり)に自己責任である。人の平等性はリスクで計る。1%で一億円のチャンスを選んだAと99.999%で百万円のチャンスを選んだBは結果に関わらずに…

3つのわからない

わからない状態には3種類ある。 一 盲点 二 知識不足 三 天才的発想が必要 以上の状態はそのままクイズの種類になっている。 一 Q.ある親子が犯罪を犯しました。息子の裁判を担当した裁判官が「息子は裁けない」といいました。裁判官とその子の関係は? A.…

冠詞と言語学

「人間になにがわかるのか」という本で冠詞についての話がある。そもそも日本語の「ライオン」と英語の「Lion」は違う概念であると考える。 「lion」は概念としての(つまりライオンというもの)意味のみであるのに対し、 「ライオン」には概念としての意味…

責任

人の意見をジャッジするなと言われることがある。その主張を聞いてみると自分の考えに基づいて相手の意見を判断するのではなく、「そういう意見をあるのか」と相手の意見を尊重しろ、ということだ。 しかしその意見に従うと、その人の意見を信じる根拠という…

成長と推論

人間の成長を「推論の更新」と定義する。 例えば アオハルで「相手に持たせる守備」という概念を獲得したシーンがある。 おおまかに言うと、「攻撃側のチャレンジ方法は限られる」かつ「攻撃を読めれば急所がわかる」という前提から、「急所を抑えれば守備に…

信念と集合論

「信念」を行動を要素とする集合と定義する。 例えば 他人に期待しない(信念)∋怒らない(行動) となる。 「信念と強さ」を集合としての大きさと定義する。 例えば 他人に期待しない⊃利己主義 となる。 すると、信念は下に閉じた集合とみなせる。 (利己主…