3つのわからない

わからない状態には3種類ある。

一 盲点

二 知識不足

三 天才的発想が必要

以上の状態はそのままクイズの種類になっている。

一 Q.ある親子が犯罪を犯しました。息子の裁判を担当した裁判官が「息子は裁けない」といいました。裁判官とその子の関係は? A.親子(どちらかは母親)

二 Q.コアラのマーチの成分を全て応えよ

三 Q.第二次世界大戦時において、米軍により焼野原になった後の都市に爆撃がなされた。なぜ米軍はこのようなことを? A.原爆投下時の爆撃機の重量変化による影響を実験するため。

このうち興味深いのは三だけである。三の天才的発想という言葉は「思考を科学する」という本の考え方を汲んだ。この本によると人間の思考とは立案と検証しかない。このうち立案とは推論である。そして機械的な方法で進まない推論を進める方法が上の3つの方法である。そして三とは推論のために必要な概念を生み出したうえで推論を行うことである。上のクイズでは攻撃以外に爆撃する目的「実験」という概念と「重い爆弾」「原爆」という概念があれば、原爆を落とす実験を行っている。という推論を行うことができる。